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ファンくるにログインできない。不正ログイン後の再開状況と、いま確認すべきこと

覆面調査サービス「ファンくる」がリスト型攻撃による不正ログインを公表しました。約5.9万人分の会員情報が閲覧された可能性があります。サービスは8月25日昼に再開済みで、ログインできない場合はパスワード再設定が必要です。確認すべきことを公式発表の画面つきで整理します。

ニュース2026年8月28日公開
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この記事のポイント

覆面調査サービス「ファンくる」がリスト型攻撃による不正ログインを公表しました。約5.9万人分の会員情報が閲覧された可能性があります。サービスは8月25日昼に再開済みで、ログインできない場合はパスワード再設定が必要です。確認すべきことを公式発表の画面つきで整理します。

覆面調査(お店を利用して感想を送るとポイントがもらえるサービス)の「ファンくる」を運営する株式会社ファンくるが、2026年8月24日に不正ログインの被害を公表しました。翌25日の第二報では、約5.9万人分のアカウントで会員情報が閲覧された可能性があると発表されています。

サービス自体は8月25日12時に再開済みです。ただし、不正ログインの対象になった人には順次パスワード再設定の案内が届いており、「再開したはずなのにログインできない」状態の人がこれから出続けます。いま何を確認すべきかを、公式発表の画面つきで順に整理します。記事の内容は2026年8月28日に確認したものです。

いまファンくるは使えるのか

ファンくる公式サイトのトップページ。サイトは稼働中で、不正ログイン第二報と9月1日のシステムメンテナンス停止予告のバナーが表示されている
ファンくる公式サイトのトップページ。2026年8月28日に撮影。注釈は筆者

使えます。8月24日13時から緊急メンテナンスでサービス全体が止まっていましたが、8月25日12時に再開し、8月28日現在もサイトは通常どおり動いています。

停止していた間の救済として、8月24日・25日が期限だった提出物(アンケートやレシート等)は8月26日まで延長され、8月25日〜30日に有効期限を迎えるポイントは一律で8月31日まで延長されています。

なお、公式サイトには2026年9月1日にシステムメンテナンスのためサービスを停止するという予告も出ています。停止の時間帯など詳細はログイン後のお知らせでの案内で、この記事の執筆時点では確認できていません。9月1日につながらなくても、今回の不正ログインとは別の予定された停止です。

ログインできないときに確認すること

不正ログインの対象になった可能性のある会員には、運営から個別のメール等でパスワード再設定の案内が順次届いています。いつものパスワードでログインできない場合は、まず登録メールアドレスの受信箱(迷惑メールフォルダも含む)でファンくるからの案内を確認してください。

案内が見当たらない場合も、ログイン画面の「パスワードを忘れた方」から自分で再設定すれば入れます。対象かどうかにかかわらず、今回の件を機に再設定しておくのが安全です。

注意したいのは、この状況を悪用した偽の「パスワード再設定」メールです。今回の件ではメールアドレスが閲覧された可能性があるため、ファンくるを装ったフィッシングメールが届きやすい状態にあります。メール内のリンクからではなく、ブックマークや検索で公式サイトを開いて再設定するのが確実です。

それでも解決しない場合は、公式のお問い合わせフォームから「会員情報・登録について」→「ログイン・ログアウト関連」を選んで問い合わせできます。

何が起きたのか

株式会社ファンくるの第二報。2026年8月25日12時よりサービスを再開したと報告している
株式会社ファンくるの第二報(2026年8月25日)。注釈は筆者

公式発表によると、2026年8月20日22時から8月24日13時にかけて、外部の第三者がファンくるにリスト型攻撃を仕掛けました。他のサービスから流出したメールアドレスとパスワードの組み合わせの一覧を、機械的に順番に試していく攻撃です。

試行された回数は約506万回。そのうち59,389人分のアカウントでログインが成功し、マイページ(会員情報等)が閲覧された可能性があります。運営は8月24日13時にサービスを止めて遮断し、ログイン画面への不正アクセス対策機能の導入と監視強化を済ませたうえで、25日12時に再開しました。個人情報保護委員会と警察への報告も行われています。

成功率はおよそ1.2%で、これは「85回に1回、試したIDとパスワードの組がそのまま通った」ことを意味します。攻撃者が持っていた一覧が、どこか別のサービスで実際に使われていた本物だったからです。次の項で書くとおり、ここが利用者にとって一番の注意点になります。

自分の情報は見られたのか

第二報より。不正ログイン試行回数5,060,270回、成功59,389会員。閲覧された可能性があるのは氏名・生年月日・郵便番号・電話番号・メールアドレスの5項目
第二報より、不正ログインの規模と閲覧された可能性のある情報の範囲。注釈は筆者

閲覧された可能性があるのは、マイページに登録されている氏名・生年月日・郵便番号・電話番号・メールアドレスの5項目、対象は59,389人です。クレジットカード情報はファンくるのマイページには登録されていません。対象者には運営から個別に連絡が届きます。

パスワードそのものについては、運営は復号できない形式(ハッシュ。元のパスワードに戻せない形に変換して保存する方式)で保存しており、社内からIDやパスワードが流出した事跡は確認されていないと説明しています。個人情報が実際に流出したかどうかは、引き続き調査中です。

ここで気をつけたいのは、リスト型攻撃で入られたということは、あなたのメールアドレスとパスワードの組み合わせが、すでに別の場所で漏れて出回っているということです。ファンくるのパスワードを変えるだけでは足りません。同じ組み合わせを使っている他のサービス(通販・SNS・ポイントサイトなど)があれば、そちらも速やかに変更してください。公式も同一パスワード利用者への変更を呼びかけています。

ポイントは大丈夫か

今回の調査では、2アカウントで第三者による不正なポイント交換が確認されています。件数としてはわずかですが、身に覚えのない交換がないか、ログインできるようになったらポイント履歴を一度確認しておくと安心です。

心当たりのない交換履歴を見つけた場合は、公式のお問い合わせフォームから連絡してください。漏えいした情報が原因でフィッシングやなりすましなどの被害を受けた場合は、最寄りの警察署か警察相談専用電話(#9110)に相談するよう案内されています。

続報はどこで確認できるか

個人情報が実際に流出したかどうかの調査結果など、続報は運営会社のニュースページに出ます。ログイン中の会員にはサービス内のお知らせでも案内されます。この記事も続報が出しだい更新します。

参照元

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堀川 慎

Backend Engineer / AWS / Django / Go