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Googleグループで問い合わせ窓口を作る手順。エイリアスとの違い、返信の差出人、承認で止まるメールと止まらないメール

1つの問い合わせ窓口を複数人で受けるなら、エイリアスではなくGoogleグループ。自分のドメインでグループを作り、外のGmailからの問い合わせ、返信、外部メンバー、承認までを1画面ずつ記録しました。承認で止まらない返事と、外すと問い合わせまで届かなくなる設定も実際に確かめています。

ラボ2026年10月16日公開
目次
この記事のポイント

1つの問い合わせ窓口を複数人で受けるなら、エイリアスではなくGoogleグループ。自分のドメインでグループを作り、外のGmailからの問い合わせ、返信、外部メンバー、承認までを1画面ずつ記録しました。承認で止まらない返事と、外すと問い合わせまで届かなくなる設定も実際に確かめています。

「support@」のような問い合わせ窓口のアドレスを、複数人で受けて返事したい。Google Workspaceでこれをやろうとすると、エイリアス、共有アカウント、Googleグループのどれを使うかで迷います。前回の記事で扱ったエイリアスは、1つのアドレスを1人にしか割り当てられません。

そこで、自分のドメインに madoguchi-test@ というグループを作り、問い合わせ窓口として使えるまでを1画面ずつ記録しました。登場するのは、グループを作ったオーナー、外部のGmailアカウントで加わる担当者、グループの外から問い合わせるお客さんの3人です。同じ順に操作すれば、同じ画面にたどり着けます(2026年10月16日に確認)。

先に、試して分かったことをまとめておきます。

  • ・作ったばかりのグループは、組織の外からのメールを跳ね返す。管理コンソールとグループの2か所で許可が要る
  • ・グループの画面で「全員に返信」すると、問い合わせてきた相手は自動でCcに入る
  • ・差出人は、何もしないと返事をした人の個人アドレスになる。「デフォルトの差出人」をグループにすれば窓口のアドレスで出せる
  • ・承認(メッセージの管理)で止められるのは、グループを通るメールだけ。担当者が自分のGmailから相手へ直接送った返事は止まらない
  • ・「メールでの投稿を許可」を外すと、お客さんの問い合わせメールまで受け付けなくなる

エイリアスは1人の受信箱、グループは名簿の全員に配る

左にエイリアス、右にグループを並べた手描きの図。左は封筒が1つの受信箱に入り、受信箱に名札が3枚下がっている。右は封筒が名簿に入り、赤い矢印で3つの受信箱へ分かれ、名簿から点線で記録の帯へつながっている
エイリアスは1人の受信箱に名札を足すだけ。グループは名簿の全員に配り、会話の記録も残る。仕組みの違いを示す概念図で、本稿用にAI画像生成で作成。

エイリアスは、1人の受信箱に別の名札を足すものです。エイリアス宛のメールは、そのユーザーの受信トレイに入ります。追加料金なしで1人30個まで作れますが、1つのエイリアスで受け取れるのは1人だけです。Google Workspace 管理者ヘルプ

グループは、受け取る人の名簿にアドレスを付けたものです。グループ宛のメールはメンバー全員に配られます。会話の履歴をオンにすると、メンバーは groups.google.com で過去のやり取りを読めます。Google グループ ヘルプ

使い分けは、誰が何を名乗るかで決まります。1人が場面によって別の肩書きで連絡したいなら、エイリアスです。たとえば同じ人が「ブログの管理者」と「フリーランスのエンジニア」を名乗り分けるような場合です。複数の人で1つの役割を受け持つなら、グループです。ある部門宛のメールを部門の全員が読み、部門の名前で返す、といった使い方です。

窓口専用のユーザーアカウントを1つ作り、そのログイン情報をみんなで使う方法も考えられます。ただし、Googleは管理者ヘルプに「ユーザー間でアカウントを共有しない」というページを設け、アカウントは1人で使う前提だと書いています。複数人で使うと本人確認の画面が出たり、一時的にロックされたりすることがあります。Google Workspace 管理者ヘルプ

Gmailの「メールの委任」を使えば、1つのアカウントのメールを別の人に読み書きさせられます。ただし、委任できるのは同じ組織のユーザーだけです。Gmail ヘルプ 社外の協力者を含めて1つの窓口を持つなら、残るのはグループです。

手順1 グループを作る

groups.google.com を、Workspaceのアカウントで開きます。左上の「グループを作成」を押すと、3画面の作成画面が開きます。

グループを作成の1画面目。グループ名とグループメールの欄が赤枠で囲まれている
作成画面の1画面目(1/3)。

1画面目では「グループ名」と「グループ メール」を入れます。グループ メールの @ より後ろは、右のプルダウンで自分のドメインを選びます。「グループの説明」は空でもかまいません。入れたら右下の「次へ」を押します。

グループを作成の2画面目。投稿できるユーザーのスライダーが赤枠で囲まれ、右端が組織全体になっている
2画面目(2/3)。投稿できるユーザーの右端は「組織全体」。

2画面目は、誰がグループを見たり投稿したりできるかの設定です。このとき「投稿できるユーザー」のスライダーは、右端が「組織全体」で止まっていて、組織の外は選べませんでした。外からの問い合わせを受けるには、あとで設定を足す必要があります(手順3・手順4)。ここはそのまま「次へ」を押します。

グループを作成の3画面目。右下のグループを作成ボタンが赤枠で囲まれている
3画面目(3/3)。オーナーには自分が入っている。

3画面目でメンバーを入れられます。オーナーには自分が最初から入っています。担当者は後から足せるので、ここでは何も入れずに「グループを作成」を押します。

作成完了の画面。グループ名とアドレス、追加されたメンバーが表示されている
作成が終わった画面。個人のアドレスは当サイトでぼかしています。

作成が終わると、グループの名前とアドレス、追加されたメンバーが表示されます。「グループに移動」を押すと、グループの画面が開きます。

手順2 作っただけのグループに外から送ると、跳ね返される

Gmailに返ってきた配信エラーの通知。グループにメッセージを投稿する権限がない可能性があるという一文が赤枠で囲まれている
作ったばかりのグループへGmailから送ったときに返ってきた通知(15時32分)。宛先のアドレスは当サイトでぼかしています。

この状態で、グループの外にあるGmailからグループ宛に送ると、すぐに配信エラーの通知が返ってきました。「グループにメッセージを投稿する権限がない可能性があります」という内容です。問い合わせ窓口として使うには、次の2か所で外からのメールを許可します。

手順3 管理コンソールで、組織外からのメールを許可できるようにする

管理コンソールの共有設定。グループオーナーは組織外からのメールの受信を許可できる、のチェックボックスが赤枠で囲まれている
管理コンソールの「アプリ」→「Google Workspace」→「ビジネス向け Google グループ の設定」→「共有設定」。

admin.google.com を管理者のアカウントで開き、左のメニューから「アプリ」→「Google Workspace」→「ビジネス向け Google グループ の設定」→「共有設定」と進みます。「グループ オーナーは組織外からのメールの受信を許可できる」にチェックを入れ、右下の「保存」を押します。

この設定は、すべてのグループを外に開くものではありません。グループごとに外からのメールを受け付けるかを、オーナーが選べるようになるだけです。社内の連絡用のグループは、外に開かないまま使えます。

手順4 グループの「投稿できるユーザー」を外まで広げる

グループ設定の投稿できるユーザーのスライダー。右端の地球マークのウェブ上のすべてのユーザーが選ばれ、赤枠で囲まれている
グループの「グループ設定」→「一般」。管理コンソールで許可した後は、右端の地球マークが選べるようになります。

グループの画面に戻り、左のメニューの「グループ設定」→「一般」を開きます。「投稿できるユーザー」のスライダーの右端に、地球のマークの「ウェブ上のすべてのユーザー」が選べるようになっています。これを選んで、画面の一番下の「変更を保存」を押します。

グループの会話の一覧に、Gmailから送った問い合わせが1件届いている
設定を保存したあとに送った問い合わせが、会話の一覧に届いた(15時35分)。

保存したあとにGmailから送り直すと、問い合わせがグループの画面の会話の一覧に届きました。

手順5 問い合わせに返事をする

問い合わせを開いた画面。本文の下の全員に返信ボタンが赤枠で囲まれている
問い合わせを開いた画面。差出人のアドレスは当サイトでぼかしています。

一覧から問い合わせを開くと、本文の下に「全員に返信」「投稿者に返信」「転送」の3つのボタンが並びます。窓口として返すときは「全員に返信」を押します。

グループの画面で全員に返信を押した返信画面。差出人の欄とCcの欄が赤枠で囲まれ、Ccに問い合わせてきた相手が入っている
「全員に返信」を押した直後の画面。差出人の個人アドレスと相手のアドレスは当サイトでぼかしています。

返信の画面では、宛先がグループのアドレスに固定され、問い合わせてきた相手のアドレスがCcに自動で入りました。手で相手を入れ直す必要はありません。宛先がグループなので、この返事はメンバー全員にも配られ、グループの画面にも残ります。

返信画面の差出人の候補。個人アドレスとグループのアドレスの2つが出ていて、グループのアドレスが赤枠で囲まれている
差出人の「▼」を押したところ。個人のアドレスは当サイトでぼかしています。

ただし差出人には、自分の個人アドレスが選ばれています。差出人の欄の右の「▼」を押すと、個人アドレスとグループのアドレスの2つが候補に出ます。窓口として返すならグループのアドレスを選び、本文を書いて左下の「メッセージを投稿」を押します。

差出人を切り替えないと、相手には個人のアドレスで届く

相手のGmailで開いた2通の差出人の詳細を左右に並べた画像。左は差出人が個人のアドレス、右は差出人がグループの名前とアドレスになっている
左は差出人をそのままにして返した1通、右は差出人をグループに切り替えて返した1通。個人のアドレスは当サイトでぼかしています。

同じ問い合わせに、差出人をそのままにした1通と、グループに切り替えた1通を続けて返し、相手のGmailで差出人の詳細を開きました。そのままの1通は個人のアドレスから、切り替えた1通はグループの名前とアドレスから届いています。

個人のアドレスで届くと、窓口のアドレスを作った意味が薄れます。相手がそのアドレスを控えて、次から個人宛に連絡してくるかもしれません。

手順6 「デフォルトの差出人」をグループにして、切り替え忘れを防ぐ

グループ設定の投稿ポリシー。グループとして投稿できるユーザーのスライダーと、デフォルトの差出人のグループアドレスの選択肢が赤枠で囲まれている
グループの「グループ設定」→「投稿ポリシー」。

返すたびに差出人を切り替えるのは、忘れやすい作業です。「グループ設定」→「投稿ポリシー」にある「デフォルトの差出人」を「グループ アドレス」にして、「変更を保存」を押します。ヘルプでも、製品サポートのように大勢がグループを代表して返すグループには「グループ アドレス」が向いていると書かれています。Google グループ ヘルプ

デフォルトの差出人を変えた後の返信画面。差出人の欄に最初からグループのアドレスが入っていて赤枠で囲まれている
「デフォルトの差出人」をグループ アドレスにしたあとの返信画面。

保存したあとに「全員に返信」を押すと、返信の画面を開いた時点で、差出人がグループのアドレスになっていました。

そのすぐ上の「グループとして投稿できるユーザー」は、作った直後は「グループ マネージャー」までになっていました。ヘルプによると、これは自分のアドレスではなくグループのアドレスで投稿できる人を決める設定です。ふつうのメンバーに返事を任せるなら、ここをメンバーまで広げておく必要があります。

こちらから先に送るときは「新しい会話」でCcに相手を入れる

新しい会話の作成画面。宛先の欄がなく、右上のCcが赤枠で囲まれている
「新しい会話」を押した直後の画面。差出人の個人アドレスは当サイトでぼかしています。

問い合わせへの返事ではなく、こちらから連絡を始めるときは、グループの画面の左上の「新しい会話」を押します。作成画面には宛先の欄がありません。宛先はグループのアドレスに決まっていて、相手は右上の「Cc」を押して入れます。

左はグループの新しい会話の作成画面で、差出人とCcの欄が赤枠で囲まれている。右は相手のGmailで開いた差出人の詳細で、FromとCcが赤枠で囲まれている
「新しい会話」で送った1通と、それを相手のGmailで開いた画面。相手のアドレスは当サイトでぼかしています。

差出人をグループのアドレスにし、Ccに相手のGmailを入れて「メッセージを投稿」を押すと、相手のGmailには、宛先(To)がグループ、Ccが相手自身のアドレスになって届きました。

グループの差出人で返すと、相手の返事の宛先はグループになる

相手のGmailで、差出人がグループのメールに返信を押した画面。宛先にグループのアドレスが入っている部分が赤枠で囲まれている
差出人をグループにして返したメールに、相手のGmailで「返信」を押した画面(送信はしていません)。

差出人をグループにして返したメールに、相手のGmailで「返信」を押すと、宛先にはグループのアドレスが入りました。相手が次に返事をしても、個人ではなく窓口に向かいます。この返事は送っていないので、グループの画面に戻ってくるところまでは確かめていません。

手順7 組織の外の担当者をメンバーに入れる

メンバーを追加したときのエラー。組織外のユーザーが1人含まれていますという説明が赤枠で囲まれている
外部のアドレスをメンバーに追加しようとしたときのエラー。アドレスは当サイトでぼかしています。

外部のGmailアカウントを担当者として入れようと、グループの左のメニューの「メンバー」→「メンバーを追加」でアドレスを入れたところ、「組織外のユーザーが1人含まれています」というエラーで止まりました。外部の人をメンバーにするにも、2か所で許可が要ります。

管理コンソールの共有設定。外部メンバーの追加をグループ所有者に許可する、のチェックボックスが赤枠で囲まれている
管理コンソールの「共有設定」。手順3でチェックを入れた項目のすぐ上にあります。

1か所目は、手順3と同じ管理コンソールの「共有設定」です。「外部メンバーの追加をグループ所有者に許可する」にチェックを入れて保存します。

グループ設定の外部メンバーの欄。外部メンバーを許可するのスイッチが入って赤枠で囲まれている
グループの「グループ設定」→「一般」の「外部メンバー」。

2か所目はグループの「グループ設定」→「一般」です。下へ進むと「外部メンバー」の欄があり、「外部メンバーを許可する」のスイッチを入れて「変更を保存」を押します。管理コンソールで許可する前は、このスイッチは押せない状態でした。

メンバーを追加の画面。グループメンバーの欄に外部のアドレスが黄色い印つきで入り、赤枠で囲まれている
「メンバーを追加」に外部のアドレスを入れたところ。アドレスは当サイトでぼかしています。

もう一度「メンバーを追加」から入れると、外部のアドレスは黄色い印つきで表示されます。右下の「メンバーを追加」を押します。

メンバーの一覧。外部の担当者がメンバー、自分がオーナーとして並び、グループ名の横の外部の印が赤枠で囲まれている
メンバーの一覧。アドレスとアカウント名は当サイトでぼかしています。

メンバーの一覧に担当者が「メンバー」として加わり、グループ名の横に「外部」の印が付きました。外部のメンバーを許可したグループには、この印が付きます。Google グループ ヘルプ

手順8 承認(メッセージの管理)を入れる

投稿ポリシーのメッセージの管理のプルダウン。すべてのメッセージを管理が赤枠で囲まれている
「グループ設定」→「投稿ポリシー」の「メッセージの管理」。

届いたメールを、オーナーが確かめてからメンバーに配る設定もあります。「グループ設定」→「投稿ポリシー」の「メッセージの管理」を開くと、「管理しない」「メンバー以外のユーザーからのメッセージを管理」「すべてのメッセージを管理」の3つから選べます。今回は「すべてのメッセージを管理」を選んで「変更を保存」を押しました。

グループの左のメニュー。スレッドの下の保留が赤枠で囲まれ、件数1が表示されている
左のメニューの「スレッド」→「保留」に件数が付いた。

この状態でお客さん役のGmailから問い合わせると、メールはメンバーに配られず、グループの画面の左のメニューの「スレッド」→「保留」に入りました。

保留中のメッセージの一覧。問い合わせが1件あり、右端の承認と拒否のボタンが赤枠で囲まれている
保留中のメッセージ(16時6分)。差出人のアドレスは当サイトでぼかしています。

「保留」を開くと、止まっているメールが並び、右端に承認(チェックのマーク)と拒否(バツのマーク)のボタンがあります。止まっているあいだ、担当者のGmailには何も届いていませんでした。オーナーのメールにも、承認を待っているという知らせは届いていません。誰かが「保留」を見に行かないと、止まったままになります。

メッセージを承認しますかの確認画面。OKが赤枠で囲まれている
承認のボタンを押すと出る確認。

チェックのマークを押すと「メッセージを承認しますか?」と確かめる画面が出るので、「OK」を押します。

担当者のGmailに届いた問い合わせ。差出人とグループ宛ての表示と16時8分の時刻を含む行が赤枠で囲まれている
承認したあと、担当者のGmailに届いた問い合わせ(16時8分)。

承認すると、担当者のGmailに問い合わせが届きました。送られたのは16時6分、担当者に届いたのは承認したあとの16時8分です。

承認で止まらない返事がある

担当者のGmailで全員に返信を押した画面。宛先にお客さんとグループのアドレスが並び、赤枠で囲まれている
担当者のGmailで「全員に返信」を押した画面。お客さんのアドレスは当サイトでぼかしています。

承認を入れたまま、担当者が自分のGmailで問い合わせを開き、「全員に返信」を押しました。宛先には、お客さんのアドレスとグループのアドレスの両方が直接入っています。

保留中のメッセージの一覧。担当者の返事が1件止まっていて赤枠で囲まれている
担当者の返事が保留に入った(16時11分)。担当者のアドレスは当サイトでぼかしています。

送ると、グループあての分は「保留」に止まりました。

お客さんのGmailの受信トレイ。一番下の行に担当者の返事が16時11分に届いていて赤枠で囲まれている
お客さんのGmail。一番下が承認前に届いた担当者の返事。担当者のアカウント名は当サイトでぼかしています。

ところが、お客さんのGmailには、承認する前の16時11分にもう届いていました(一番下の行)。

お客さんのGmailで開いた担当者の返事の差出人の詳細。FromとCcの行が赤枠で囲まれ、Ccがグループのアドレスになっている
承認前に届いた返事の詳細。担当者とお客さんのアドレスは当サイトでぼかしています。

届いたメールの差出人は担当者の個人のGmailで、グループはCcに入っているだけです。Gmailの「全員に返信」は、お客さんへのメールを担当者のGmailから直接送ります。グループを通らないので、グループの承認では止められません。保留に止まった分を拒否しても、お客さんの手元に届いたメールは取り消せません。

グループの会話の画面。オーナーが送った返事が窓口のテストの名前で保留に入らず表示され、赤枠で囲まれている
オーナーがグループの画面から返した1通。保留に入らずにそのまま会話に並んだ(16時13分)。お客さんのアドレスは当サイトでぼかしています。

一方、オーナーがグループの画面からCcにお客さんを入れて返した1通は、保留に入らずにそのまま配られ、お客さんにも16時13分に届きました。オーナーの投稿は承認なしで通ります。

承認は「グループに届いたメールを、メンバーに配る前に止める」仕組みです。担当者の返事を外に出す前に確かめたい、という使い方には向きません。

「メールでの投稿を許可」を外すと、問い合わせも届かなくなる

投稿ポリシーのメールでの投稿を許可のチェックを外した画面。チェックボックスが赤枠で囲まれている
「グループ設定」→「投稿ポリシー」の「メールでの投稿を許可」を外したところ。

「グループ設定」→「投稿ポリシー」の一番上に「メールでの投稿を許可」があります。説明には「メール クライアントから返信することをメンバーに許可する場合」とあり、外すと投稿はグループの画面からだけになります。担当者の返事をグループの画面に集めたいときに、外したくなる設定です。

Gmailに返ってきたMessage blockedの通知。グループがメールでの投稿を受け付けていないという一文が赤枠で囲まれている
「メールでの投稿を許可」を外したグループへ問い合わせたときの通知(16時21分)。

外して保存し、お客さん役のGmailから問い合わせると、「Message blocked」の通知が返ってきました。理由は「The group … does not allow posting through email.」で、保留にも入りません。説明は「メンバーに許可」ですが、外すとメンバー以外からのメールもすべて受け付けなくなります。

担当者のGmailの受信トレイ。上の行にMessage blockedの通知が16時22分に届いていて赤枠で囲まれている
担当者のGmail。上の行がグループあての分が止められた通知(16時22分)。

この状態で担当者がGmailから「全員に返信」すると、お客さんにはそのまま届き、グループあての分だけが「Message blocked」で返ってきました(上の行)。直接送る返事は止まらず、グループの画面に記録が残らなくなるだけです。外からの問い合わせを受ける窓口では、この設定はオンのままにします。確認したあとは元に戻しました。

外部のGmailアカウントのメンバーは、グループの画面を開けなかった

外部の担当者のアカウントでグループを開いた画面。コンテンツを利用できませんという表示が赤枠で囲まれている
外部のGmailアカウントでグループを開いたときの表示。

担当者(外部のGmailアカウント)で groups.google.com からグループを開こうとすると、「コンテンツを利用できません」と表示されました。

外部の担当者のアカウントのグループ一覧。どのグループのメンバーにもなっていませんという表示が赤枠で囲まれている
同じアカウントのグループの一覧。

グループの一覧も「どのグループのメンバーにもなっていません」のままでした。メールは届いているので、メンバーにはなっています。そのため今回は、担当者がグループの画面から返事をしたり、差出人の候補を確かめたりはできていません。Google Workspaceのアカウントで外部メンバーになった場合に画面を開けるかは、試していません。

今回確かめていないこと

グループには「共同トレイ」という種類があり、届いた会話に担当者を割り当てたり、「完了」の印を付けたりできると案内されています。Google Workspace ラーニング センター 今回は使っていません。

ふつうのメンバーが返信の画面を開いたとき、差出人の候補にグループのアドレスが出るかは確かめていません。担当者のGmailにグループのアドレスを差出人として登録して送る使い方(エイリアスとの組み合わせ)も、今回は試していません。

この記事のために作ったグループと、管理コンソールで変えた設定は、確認が終わったあと元に戻しました。

画面はすべて2026年10月16日に操作して撮影したものです。メールアドレスやアカウント名など、記事の説明に不要な部分は当サイトでぼかしています。本文の概念図はAI画像生成を使って本稿用に作成しました。

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Backend Engineer / AWS / Django / Go