
小池酸素工業のサイバー攻撃、何が分かった? 情報流出の調査と決算発表延期
小池酸素工業は流出が疑われるファイルのネット公開を確認。個人情報の有無・範囲は調査を継続しています。第3報、訂正資料、10月21日の決算発表延期までを整理します。
目次
小池酸素工業は流出が疑われるファイルのネット公開を確認。個人情報の有無・範囲は調査を継続しています。第3報、訂正資料、10月21日の決算発表延期までを整理します。
小池酸素工業は、流出が疑われる電子ファイルがインターネット上に公開されていることを確認しています。被害サーバーの一部に個人情報が保管されており、個人情報の漏えいの有無・範囲については調査を続けると説明しています。
加えて10月21日には、システム障害による決算業務の遅延で、11月9日に予定していた中間決算発表を延期すると公表しました。以下は2026年11月4日に、10月15日の第3報、公表資料の訂正、10月21日の決算発表延期の案内を確認した内容です。
流出が疑われるファイルの公開を確認。個人情報の範囲は調査継続

10月8日の第2報は、外部専門家から提供された情報を確認し、データが漏えいしたことを認識できている一方、その内容は確認中と説明しています。第3報では、会社の環境から流出した疑いのある情報の電子ファイルが、インターネット上で公開されていることを確認したとしています。
被害を受けたサーバーの一部に個人情報が保管されていたため、情報漏えいのおそれがある事案として個人情報保護委員会へ報告しています。公表資料には、対象人数、顧客・従業員等の内訳、具体的な個人情報の項目は記載されていません。流出の疑いがあるファイルの公開確認を、特定の個人情報すべての流出確認へ広げることはできません。
原因・影響範囲の特定調査と、個人情報の調査は区別する

第3報は、外部専門家の協力による原因および影響範囲の特定調査は完了したとしています。一方、流出が疑われる情報の内容・範囲、個人情報の漏えいの有無・範囲については調査を継続すると説明しています。調査がすべて終わり、個人情報の被害もないと結論が出た発表ではありません。
会社は社内ネットワークの接続制限措置を実施し、一部システムの障害と一部業務への支障が続く中で復旧に取り組んでいるとしています。10月21日の案内も、システム全体の復旧作業の進捗に言及しています。
11月9日の決算発表は延期。新たな発表日は決定後に案内

10月21日の公表では、サイバー攻撃によるシステム障害で決算業務に遅延が生じ、11月9日に予定していた2027年3月期第2四半期・中間期の決算発表を延期するとしています。半期報告書の法定提出期限である中間期末後45日を超える見込みとの説明です。
延期後の決算発表日は、システム全体の復旧状況に応じて、決定後に速やかに開示するとしています。11月5日に再確認した公式サイトとIRニュース一覧に、この案内より新しい決算発表日の掲載は見当たりませんでした。会社の発表日程を確認するときは、公式サイトのIRニュースで最新の案内を確認してください。
業績への影響は、訂正と10月21日の続報まで読む
10月15日付の公表PDFには、業績と決算発表日程の説明に訂正が出ています。訂正後は、業績への影響を軽微、決算発表日程への影響を精査中としていました。その後、10月21日の案内で実際の延期が公表され、業績への影響も精査の上で開示すべき事項があれば知らせるとしています。古い記載だけで、決算日程に影響がないとは判断できません。
個別の情報や取引について確認したい場合は、普段の取引担当者や会社の公式問い合わせフォームから確認できます。本件の告知には個人情報相談の専用受付時間は記載されていません。告知を名乗る連絡から、公開された疑いのあるデータを探してダウンロードしたり、再配布したりする必要はありません。確認履歴:公式発表を2026年11月4日に確認し、11月5日に公式トップ・IRニュース一覧を再確認。
本文は各リンク先の公式PDFから原文・数値を画像として引用・抜粋しました。カバーは10月15日付の公式PDFのタイトルです。 赤枠・項目ラベル・説明・カバー字幕は当サイトが追加しています。

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