
デジタル社債の情報漏えい、自分は対象? 楽天・SBI・近鉄の条件と続報
NTTデータが委託先Securitizeへの不正アクセスで一部の情報流出を確認。楽天証券の3銘柄、近鉄第135回100万円以上、SBI・三菱UFJモルガンの対象と続報、口座情報の扱い、停止中のサービスを整理します。
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NTTデータが委託先Securitizeへの不正アクセスで一部の情報流出を確認。楽天証券の3銘柄、近鉄第135回100万円以上、SBI・三菱UFJモルガンの対象と続報、口座情報の扱い、停止中のサービスを整理します。
NTTデータは11月2日、デジタル社債等に使う委託先サービスへの不正アクセスで、一部の個人情報が持ち出されたことを確認したと公表しました。自分が対象かは、購入した社債の銘柄と販売会社の案内で確認が必要です。
STdirectServicesは、社債購入者への特典付与を支援するサービスです。楽天証券の延べ362件、SBI証券の1,169人、近鉄グループHDの2,678件は、対象の区分が重なる数字です。足して被害人数とはできません。以下は2026年11月5日に、NTTデータの第2報と、各社の続報・公式PDFを確認した内容です。
楽天証券の3銘柄 / 近鉄社債の対象条件 / SBI・三菱UFJモルガン / JR西日本の社債
NTTデータの第2報:一部の漏えいを確認。担当者の情報は人数を調査中

問題が起きたのは、NTTデータが「STdirectServices」等で利用するSecuritize JapanのSaaSサービスです。SaaSはインターネット経由で利用するソフトウェアのサービスです。提供元の第2報によると、10月29日に認証機能の脆弱性を悪用され、管理者権限が不正に取得されました。
第2報は不正取得を確認した情報を3つに分けています。発行体2社分の社債購入者計111人は氏名・住所・電話番号・メール・性別・生年月日、別の発行体1社分の2,678人はカナ氏名・社債購入数量・メールアドレスです。発行体や金融機関のシステム利用担当者については氏名・メールが対象で、人数を調査中としています。
111人の区分は、STdirectServicesの提供開始前に個別提供していたサービスの情報です。これらは提供元の公表区分であり、各証券会社が案内する人数を追加で足すための数字ではありません。詳細な影響範囲の調査は続いています。
楽天証券:カゴメ・JR西日本・近鉄の3銘柄の一部、延べ362件

楽天証券の10月31日の案内は、次のデジタル特典付き社債を購入した一部の人、延べ362件について、情報が漏えいした可能性があるとしています。
- カゴメ第1回無担保社債:2023年2月21日発行の一部購入者。
- JR西日本第80回無担保社債:2024年6月19日発行の一部購入者。
- 近鉄グループHD第135回無担保社債:2026年7月24日発行、100万円以上の購入者。
楽天証券のシステム自体が不正アクセスを受けたものではないとしています。ログインID・パスワードや取引に必要な情報は対象に含まれないとの報告を受けており、公表時点で本件に起因すると考えられる不正アクセス・不正取引は確認されていません。
同社は、影響が確認された人へ個別に連絡する方針です。362件は重複を除いた人数としての発表ではありません。対象が分からない場合は、楽天証券の公式告知と、自分の購入銘柄を照合してください。
近鉄:第135回を100万円以上購入した人。特典を申し込んでいなくても対象

近鉄グループHDの10月31日の初報は、第135回無担保社債を100万円以上購入した人全員を対象とし、特典の申込者だけに限らないと説明しています。公表件数は2,678件です。
11月2日の続報では、氏名はカタカナであることが判明し、新たにメールアドレスも対象に追加されました。同社が示す項目は、カタカナ氏名・第135回の購入金額・メールです。証券口座番号やパスワード等の金融取引情報は保持しておらず、対象外としています。
特典等の案内手続きは既に完了しており、近鉄からメール等でパスワード・暗証番号・カード情報を尋ねることはないとしています。対象者への個別連絡は販売した各証券会社から行う方針です。鉄道利用や近鉄の株式保有だけを条件にした漏えい案内ではありません。
問い合わせは、続報に記載された06-6775-3473、平日10:00〜17:00です。初報の電話番号から変わっているため、11月2日の続報PDFにある窓口を確認してください。
SBIは1,169人、三菱UFJモルガンは95人。購入先の続報で確認する

SBI証券:11月2日更新の案内で、同社で近鉄第135回を購入した対象者は1,169人、対象となる可能性がある項目はカナ氏名・メール・購入金額としています。ユーザーネーム・ログインパスワード・取引パスワード等はSBI側のシステムで管理し、漏えいの可能性がある情報に含まれません。SBI証券の公式告知で確認できます。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券:初報の対象者は95人です。11月2日の第2報は、対象の可能性がある項目をカナ氏名・メール・購入金額と更新しています。証券口座番号・パスワード等は対象外です。同社の第2報を含む公式告知で確認してください。
これらは、近鉄社債の購入先ごとの案内です。1,169人や95人を近鉄の2,678件に足して人数を増やしたり、同じ対象条件を全証券会社の全顧客へ広げたりすることはできません。
JR西日本:第80回の一部2件。楽天証券から個別連絡

JR西日本の10月31日の公式PDFは、第80回無担保社債の購入者の一部2件について、氏名・住所・電話番号・メール・性別・生年月日の漏えいの可能性を公表しています。対象者には販売会社の楽天証券から、メール等の適切な方法で個別連絡しているとしています。
JR西日本の窓口は、経営戦略本部財務部06-6375-8939、平日9:30〜17:00です。今回の社債の範囲を、同社の別の回号の社債や鉄道・予約サービスの全利用者へ広げて判断しないでください。JR西日本の公式PDFで対象の回号と発行日を確認できます。
STdirectServicesは停止中。再開日は安全対策を確認して判断

NTTデータは11月2日の時点で、委託先のSaaSとSTdirectServicesを停止し、不正アクセス経路の遮断と取得された管理者権限の無効化等を実施したとしています。再開は安全対策を確認して判断する方針で、日時は示されていません。
10月31日の初報は、同時点では特典付与の対象社債がなく、停止による特典付与業務への影響はないと説明しました。サービス停止を理由に社債の償還・利払い・証券会社の取引全般が止まったという発表ではありません。
不審なメールのリンクから、口座情報やパスワードを入力しない
各社は、なりすましのメール・SMS・電話に注意し、その中のリンク、添付ファイル、個人情報の入力依頼に応じないよう案内しています。銘柄名や購入情報が書かれていても、それだけで正規の連絡とは判断せず、購入した証券会社の公式サイトや正規の窓口で確認してください。
確認履歴:2026年11月5日。根拠はNTTデータ第2報、楽天証券、SBI証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、近鉄グループHD続報PDF、JR西日本PDFです。
近鉄グループHD・JR西日本のPDF図とカバーは原文を抜粋し、赤枠・説明・字幕を当サイトが追加。11月4日の原本と11月5日に再取得した各PDFは同一でした。カバーは近鉄の11月2日続報で、NTTデータ全体の対象をこのPDFだけで示していません。他の本文図は11月5日に各社の公式HTMLを実Chromeで表示して抜粋。各図に出典と確認・撮影日を記載。

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