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堀川 慎 | フリーランスエンジニア/ブログ/記事一覧/【速報】Googleコアアップデート、2026年3月版が開始。変わったことと対策
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【速報】Googleコアアップデート、2026年3月版が開始。変わったことと対策

Googleが2026年3月27日にコアアップデートの展開を開始した。ロールアウトは最大2週間。スパムアップデートとの違い、影響を受けているサイトの傾向、順位変動時にやるべきことを整理。

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kkm

Backend Engineer / AWS / Django

2026.03.285 min6 views
この記事のポイント

Googleが2026年3月27日にコアアップデートの展開を開始した。ロールアウトは最大2週間。スパムアップデートとの違い、影響を受けているサイトの傾向、順位変動時にやるべきことを整理。

Googleコアアップデート2026年3月版で何が変わったのか

Googleは2026年3月27日午前2時(太平洋時間、日本時間同日午後6時頃)に、2026年最初のコアアップデート「March 2026 Core Update」の展開を開始しました。

Google Search Central公式XSearch Status Dashboardで発表されています。ロールアウトは最大2週間。4月上旬までに完了する見込みです。

March 2026 Core Update

展開開始2026年3月27日
(日本時間 午後6時頃)
完了見込み最大2週間(4月上旬)
対象全言語・全地域
種別Core Update(広範なアルゴリズム調整)

Googleの公式声明は「検索者にとって関連性が高く満足度の高いコンテンツを、あらゆる種類のサイトからより適切に表示するための通常のアップデート」という最低限の説明にとどまっています。具体的に何を変えたかは公開されていません。これはコアアップデートでは毎回のことです。

スパムアップデートとコアアップデートは何が違うのか

コアアップデートの3日前にあたる3月24日、GoogleはMarch 2026 Spam Updateも展開しました。こちらは約19時間で3月25日に完了済みです。Google Search Status Dashboard史上最短のスパムアップデートでした。

この2つは別物です。混同すると対策の方向を間違えます。

項目Spam UpdateCore Update
目的スパム検出精度の向上検索アルゴリズム全体の調整
展開期間約19時間(3/24-25)最大2週間(3/27〜)
影響範囲スパム判定されたサイト全サイト(広範な順位変動)
新ポリシーなし(既存SpamBrainの
精度向上のみ)
非公開

「3月25日以降に順位が大きく動いた」という場合、スパムアップデートの影響もコアアップデートの影響もありえます。Search Consoleで日別のデータを見て、3月25日と3月27日のどちらで変動が起きたかを切り分ける必要があります。

どんなサイトの順位が動いているのか

コアアップデートの展開開始から24時間が経過した時点で、SEO業界の観測ツールは大きな順位変動を検出しています。

Search Engine Journalによると、AhrefsやSemrushの計測では監視対象ドメインの約55%で順位変動が確認されています。特に影響が大きいのはEC、医療、金融、テクノロジー分野のサイトです。影響が大きいサイトでは20-35%のトラフィック減少が報告されています。

ただし、これらはサードパーティツールの計測であり、Googleの公式データではありません。ロールアウト中の変動は一時的な場合もあるため、現時点の数字で一喜一憂するのは早計です。

業界分析で指摘されている傾向をまとめると、順位が上がったサイトには「独自調査や独自データを含む」「著者の実体験に基づく一次情報がある」「詳細な著者プロフィールが掲載されている」という共通点があるとされています。逆に下がったサイトは「他サイトの情報をまとめただけ」「著者情報がない」「テンプレート的に大量生成されたページ群」が多いようです。

これらはE-E-A-T(Experience・Expertise・Authoritativeness・Trustworthiness:経験・専門性・権威性・信頼性)の重み付けが強化されたことを示唆していますが、Googleは公式には認めていません。「業界の推測」と「公式に確認された事実」は分けて理解する必要があります。

「検索順位が落ちた」ときにやるべきこと・やってはいけないこと

まず、慌てて記事を書き直さないでください。ロールアウト中の順位変動は最終結果ではありません。Googleも「ロールアウト完了後、少なくとも1週間待ってからパフォーマンスを分析してほしい」と繰り返し言っています。

コアアップデート中にやるべきことは1つだけです。Search Consoleで3月27日前後のクリック数・表示回数・平均掲載順位の推移を毎日記録しておくこと。ロールアウト完了後に「何が、どの方向に、どれくらい動いたか」を正確に把握するためのデータを今のうちに取っておいてください。

ロールアウト完了(4月上旬の見込み)から1週間後に、改めてデータを見て判断します。具体的なE-E-A-T対策や、過去のアップデートで何が変わったかの全履歴は「Googleコアアップデート対策 完全ガイド」にまとめています。

2026年のGoogleアップデートを整理する

2026年はすでに3回のアップデートが展開されています。

時期アップデート名ステータス
2月Discover Core Update完了(Discoverフィード限定)
3月24-25日March 2026 Spam Update完了(約19時間)
3月27日〜March 2026 Core Update展開中(最大2週間)

過去の傾向では、Googleは年に2〜3回のコアアップデートを実施しています。2026年3月が1回目なので、次は夏〜秋頃に来る可能性が高いです。

今後どうなるのか

ロールアウトは3月28日現在も進行中で、完了までの順位変動は流動的です。過去のコアアップデートでは、実質的な変動は最初の1週間に集中し、残りの期間は微調整が続くパターンが多いです。

今回のアップデートで明らかなのは、Googleが「一次情報を持つサイト」と「情報を集約しただけのサイト」の評価差を広げる方向に動いているという点です。これはAI生成コンテンツの急増と無関係ではないでしょう。ChatGPTやClaude、Geminiを使えば、誰でも「まとめ記事」を大量に生成できるようになった今、Googleにとって「このページにしかない情報があるか」は、検索結果の品質を保つために最も重要な判断基準になりつつあります。

Search Status Dashboardでロールアウト完了が発表されたら、改めて影響の全体像をまとめる予定です。

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