
日本交通の電話配車がつながらない・使えない|復旧はいつ?GOアプリでの頼み方と陣痛タクシー登録の現況
日本交通で電話でのタクシー配車・ハイヤーWeb予約・陣痛タクシーのWeb登録が止まっています。2026年7月11日の不正アクセスが原因で、8月14日時点でも復旧の告知は出ていません。タクシーはアプリ「GO」や乗り場で普段どおり呼べます。陣痛タクシー登録の代替、流出の疑いと個人情報の扱い、問い合わせ先までまとめました。
目次
日本交通で電話でのタクシー配車・ハイヤーWeb予約・陣痛タクシーのWeb登録が止まっています。2026年7月11日の不正アクセスが原因で、8月14日時点でも復旧の告知は出ていません。タクシーはアプリ「GO」や乗り場で普段どおり呼べます。陣痛タクシー登録の代替、流出の疑いと個人情報の扱い、問い合わせ先までまとめました。
いま何が起きているのか ― 電話でのタクシー配車が止まっています
タクシー大手の日本交通で、2026年7月11日未明に社内システムが不正アクセスを受け、マルウェアに感染しました。被害の拡大を防ぐために会社がシステムを遮断した結果、電話でのタクシー配車、ハイヤーのWeb受注・予約、そして陣痛タクシーのWeb登録が止まっています。7月13日に会社が公表し、7月22日には「流出した疑いのある情報をインターネット上で確認した」と発表しました。
この記事を確認した2026年8月14日の時点でも、日本交通の公式サイトには復旧・再開のお知らせが出ていません。最新の告知は7月22日の第3報のままです。つまり、電話配車と陣痛タクシーのWeb登録は、再開がアナウンスされていない状態が1か月あまり続いています。
自分は影響を受ける対象か
止まっているサービスと、動いているサービスを整理します。
| 状態 | サービス |
|---|---|
| 止まっている | 電話でのタクシー配車/ハイヤーのWeb受注・予約管理/陣痛タクシーのWeb登録/一部の社内システム |
| 使える | タクシーアプリ「GO」からの配車/タクシー乗り場での乗車/流しの車をつかまえる |
陣痛タクシーのWeb登録が止まっているのは、日本交通の公式告知によると次の4エリアです。
- •日本交通(東京23区・武蔵野市・三鷹市)
- •日本交通立川
- •日本交通横浜
- •日本交通埼玉
タクシーそのものは走っています。全面的に「日本交通のタクシーに乗れない」わけではなく、止まっているのは電話や専用フォームからの受け付けです。アプリ経由なら普段どおり呼べます。
どうすればいいか
タクシーを呼ぶとき
日本交通も案内しているとおり、アプリ「GO」から注文するのが確実です。GOは日本交通グループが関わる配車アプリで、今回の障害の影響を受けずに動いています。アプリを入れていない場合は、駅やホテルのタクシー乗り場、あるいは道を走っている空車をつかまえる方法が残ります。急ぎで電話をかけても、配車を受ける社内システムが止まっているためつながりにくい状態です。
陣痛タクシーを使いたいとき
陣痛タクシーは、出産予定日などを事前に登録しておくと、陣痛が来たときに病院まで運んでくれるサービスです。今回はそのWeb登録フォームが停止していて、確認時点で再開の告知が出ていません。出産が近く登録を急ぐ場合は、公式サイトのお知らせで最新の受付方法を確認し、日本交通の問い合わせ窓口(0120-009-098/平日9:00〜17:00、土日祝を除く)に、電話やアプリでの配車で代替できないかを確認するのが確実です。他社(第一交通など)も同種の陣痛タクシーを提供しているので、居住エリアで併用を検討する手もあります。
個人情報が心配なとき
日本交通は7月22日の第3報で、「流出した疑いのある情報をインターネット上で確認した」と認めています。ただし、その情報の中身と影響範囲は調査中で、どの利用者のどんなデータが含まれるかは公表されていません。現時点で「あなたの情報が漏れた」と確定した発表はなく、逆に「漏れていない」と否定されたわけでもありません。会社は、事実が分かり次第サイトで知らせるとしています。心当たりがある場合は、身に覚えのない連絡やメールに注意しつつ、公式の続報を追うのが現実的な対応です。
なぜ起きたのか ― 不正アクセスと、攻撃グループの主張
発端は、7月11日未明に社内システムが受けた外部からの不正アクセスと、マルウェア(コンピューターに害を与える不正なプログラム)への感染です。日本交通は検知後すぐにシステムを遮断・隔離し、外部の専門機関と一緒に影響範囲や原因を調べています。電話配車やWebフォームが止まっているのは攻撃そのものというより、被害を広げないために会社が自らシステムを止めた結果です。
この件では、「AiLock(エーアイロック)」を名乗るランサムウェア攻撃グループが、日本交通から2.9TB(テラバイト、大量のデータ量)を盗んだと主張していると報じられています。ランサムウェアは、データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに金銭を要求する攻撃です。AiLockは、金を払わなければ規制当局や競合他社にまで情報を通報すると脅す手口が特徴とされる、比較的新しいグループです。
ただし、これはあくまで攻撃者側の一方的な主張です。日本交通はAiLockの関与、ランサムウェア感染、データの持ち出し、身代金要求のいずれも「確認していない」としています。会社が公式に認めているのは、不正アクセスとマルウェア感染があったこと、そして流出した疑いのある情報を確認したこと、の2点です。
続報の追い方
状況は動いています。復旧の時期も、流出した疑いのある情報の中身も、この記事の時点では確定していません。最新の正確な情報は、日本交通の公式お知らせページで確認してください。
- ▸日本交通 お知らせ一覧(復旧・再開はここに掲載される)
- ▸問い合わせ窓口:0120-009-098(平日9:00〜17:00、土日祝を除く)
本記事は2026年8月14日時点で公表されている情報をもとにまとめています。日本交通の最新の公式発表は7月22日の第3報です。事実が更新され次第、本記事も追記します。
よくある質問
日本交通のタクシーには乗れないの?
乗れます。止まっているのは電話や専用フォームからの受け付けで、タクシー自体は走っています。アプリ「GO」から呼ぶか、乗り場・流しの車を使えば普段どおり利用できます。
電話配車はいつ復旧する?
復旧時期は公表されていません。会社は「復旧に向けて全力で対応しており、復旧次第サイトで案内する」としています。確認時点で再開の告知は出ていません。
陣痛タクシーの登録情報は漏れた?
漏れたとも漏れていないとも確定していません。会社は流出の疑いを認めていますが、含まれる情報の中身は調査中で、陣痛タクシーの登録データが含まれるとは発表されていません。公式の続報を待つのが確実です。
参照元
- ▸日本交通 - 弊社システムへの不正アクセスによるシステム停止について(第3報・公式・2026年7月22日)
- ▸日本交通 - 弊社システムへの不正アクセスによるシステム停止に関するお詫びとご報告(公式・2026年7月13日)
- ▸日本交通 - システム障害に伴う入力フォームの一時停止について(公式・2026年7月13日)
- ▸ScanNetSecurity - 日本交通が不正アクセスでシステムを緊急遮断(2026年7月15日)
- ▸マイナビニュース - 日本交通に不正アクセス、配車システム停止 電話予約など利用できず(2026年7月16日)
- ▸カバー画像:Comyu 撮影・CC BY-SA 4.0(字幕を加える改変あり。本カバー画像も同ライセンス)

堀川 慎
Backend Engineer / AWS / Django / Go