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Xチャット(旧DM)を元に戻したい。通知が来ない・送れない【2026年6月】

X(旧Twitter)のDMがXChatに段階的に置き換わっています。相互フォロー制限やPIN設定など変更点と対処法を解説。

まとめ 4日前更新
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堀川 慎

Backend Engineer / AWS / Django / Go

2026.03.237 min327 views
この記事のポイント

X(旧Twitter)のDMがXChatに段階的に置き換わっています。相互フォロー制限やPIN設定など変更点と対処法を解説。

XのDMが「チャット」に変わった、元に戻す方法と「送れない・通知が来ない」の原因

2025年末から、X(旧Twitter)で「気づいたらDMが『チャット』に変わっていた」「メッセージが送れない・届かない」「通知バッジが表示されない」「いきなりパスコード(PIN)の設定を求められた」という戸惑いの声が一気に増えました。さらに2026年5月6日には「コミュニティ」機能の廃止と、グループチャットのXChatへの統合がアナウンスされ、移行は最終局面に入りつつあります。

この記事では、XのDMが新しい XChat に切り替わったことで何が変わったのか、「チャットに変わったのを元に戻したい」「送れない・通知が来ない」原因と最新の対処法を、2026年5月時点の最新情報でまとめます。エンドツーエンド暗号化、4桁パスコード、相互フォロー条件、コミュニティ廃止までを順に書いていきます。

何が起きているのか:DMからXChatへの移行

XChatは、従来のDMを置き換える新しいメッセージ機能です。2025年11月14日に正式提供が開始され、既存のDMから段階的に移行が進んでいます。アプリの「メッセージ」タブを開いたときに「Chat」「チャット」と表示されるようになっていれば、自分のアカウントは既にXChatに切り替わっています。

最大の特徴は「エンドツーエンド暗号化(E2EE)」です。メッセージの内容が送信者と受信者以外には読めなくなります。X社のサーバーに保存されるデータも暗号化されるため、仮にサーバーがハッキングされてもメッセージの中身は漏洩しない、という設計です。

ただし、この暗号化を実現するために、使い始めに「4桁のパスコード(PIN)」の設定が必要になりました。このPINが設定されていないと、暗号化チャットを開始できません。ここが最初のつまずきポイントです。

「チャットに変わったDMを元に戻したい」は基本的に不可能

先にいちばん多い問い合わせに回答します。「チャットになったDMを以前のDM画面に戻したい」という要望は、現状の仕様では応えられません。XChatへの移行は段階的な機能置き換えで、ユーザー側に「旧DMに戻す」というスイッチはありません。アプリのバージョンを下げても、サーバー側で既にXChatへ切り替わっているアカウントは旧DM画面に戻りません。

「元に戻す」が無理だとしたら、次に問題になるのは「変わったあとの画面で、どうすれば前と同じようにメッセージを送り合えるか」です。実態としてはパスコード設定と受信設定の調整で大半のトラブルは解消します。順番にいきます。

旧DMとXChatは何が違うのか

項目旧DMXChat
暗号化なしエンドツーエンド暗号化
PIN設定不要4桁パスコードが必須
メッセージ編集不可送信後に編集可能
送信取り消し自分側のみ削除全員から削除可能
消えるメッセージなし5分〜4週間で
自動削除を設定可能
ファイル送信画像・動画のみPDF・Excel・CSVも
送信可能
音声・ビデオ通話なし電話番号不要で通話可能
スクショ検知なしスクリーンショットを
検知して通知
グループチャットあり
(旧DMのグループ)
あり
(旧コミュニティの移行先
2026年5月〜)

機能面だけ見れば大幅なアップグレードです。ただし、この移行に伴って「メッセージが届かない」「通知バッジが表示されない」トラブルが発生しています。

なぜ「送れない」「届かない」「通知が来ない」が起きるのか

原因は大きく分けて、相手側の受信条件、新旧システムの混在、PIN未設定、通知バッジ仕様変更の4つに整理できます。順に見ていきます。

相互フォロー(またはそれに相当する条件)が必要になった

XChatで暗号化メッセージを送るには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

  • 相手が自分をフォローしている(相互フォロー、または相手からの片方向フォロー)
  • 過去にDMのやり取りがある
  • 相手が「全員からのメッセージを受信する」設定にしている
  • 双方がX Premium(旧Twitter Blue)に加入しており、相手が「認証済みユーザーからの受信」を許可している

自分が一方的にフォローしているだけの相手には、基本的にメッセージが届きません。2023年6月に無料ユーザーのフォロー外DM送信が制限された時点から始まっていた流れが、XChat移行でさらに厳しくなった形です。

新旧システムが混在している

XChatへの移行は全ユーザー同時ではなく、段階的に進んでいます。SBAPPの報告によると、XChatに移行済みのアカウントから、まだ旧DMのままのアカウントへメッセージを送ると相手に届かないケースがあります。逆方向も同様で、移行のタイミング差が「送ったはずが届いていない」現象の温床になっています。

PIN(パスコード)が未設定

XChatを使うには、最初に4桁のパスコードを設定する必要があります。この設定を済ませていない相手には、暗号化メッセージを送ることができません。相手がXChatの初期設定画面を「あとで」とスキップしている場合、あなたのメッセージは宙に浮いたままになります。

通知バッジが表示されない仕様変更

XChatでは、メッセージタブを一度開いてパスコードを入力するまで、未読バッジ(通知の赤い数字)が表示されない仕様変更が確認されています。新着メッセージが来ているのに気づかない、という現象の大半はこれです。アプリを開いた直後にメッセージタブをタップしてパスコードを入力すると、以後は通常通り通知バッジが表示されるようになります。

送れない・届かない・通知が来ないときの復旧手順

【2026年6月続報】通知が来ない・バッジが出ないときの最新対処

2026年6月に入っても、「メッセージは届いているのに通知やバッジが出ない」という声が続いています。多くはXChatのセキュリティ仕様が原因で、不具合というより設定の問題であることがほとんどです。次の順に確認してください。

まず、パスコード(PIN)が未設定だと、メッセージ自体は届いていても、メッセージタブを開いてパスコードを入力するまで新着のバッジや通知が出にくい仕様になっています。XChatを使うなら、設定画面からパスコードを登録しておくのが第一歩です。

それでも通知が来ない場合は、通知設定を見直します。Xアプリの通知設定で「ダイレクトメッセージ」のプッシュ通知をいったんオフにして再度オンにする、あるいは「チャットのプッシュ通知のみオンにする」を試すと改善することがあります。ただし後者はポストやリプライの通知がオフになるため、確認後は元に戻してください。

ここまでで直らないときは、端末の再起動、Xアプリの再インストール、OS・アプリのバージョン更新を順に試します。X側の一時的な不具合の可能性もあるため、同時刻に同じ症状が広く報告されていないか(障害情報)も合わせて確認すると切り分けがしやすくなります。

復旧の手順は、自分のXChat初期セットアップを完了させること、受信設定を緩めること、相手側にも同じ確認をお願いすること、の流れになります。順に書いていきます。

自分のXChatセットアップを完了させる

Xアプリを開き、メッセージアイコン(封筒マーク)をタップします。「XChatへようこそ」の画面が出たら「Set up now」をタップ。4桁のパスコードを設定します。これを忘れるとメッセージ履歴を復元できなくなるので、控えを取っておいてください。完了したらアプリを一度落として再起動。これだけで暗号化メッセージの送受信が有効になり、通知バッジも正常に表示されるようになります。

受信設定を確認する

メッセージが届かない場合、受信設定が絞られている可能性があります。「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」と進み、「メッセージリクエストを許可するアカウント」の設定を見てください。「なし」になっていれば、「全員」または「認証済みアカウント」に変更します。

受信設定の選択肢

設定誰からメッセージが届くか
なしフォローしている相手からのみ
(メッセージリクエストも来ない)
認証済みアカウントX Premium加入者からの
メッセージリクエストを受信
全員全ユーザーからの
メッセージリクエストを受信

それでも届かないときに当たる3つの場所

ここまでやっても症状が消えない場合、確認すべきは相手側のセットアップ状況、フィルタリング設定、アプリのバージョンです。相手がまだXChatのPINを設定していない可能性が高いので、リプライやメンション経由で「XChatのセットアップを済ませて」と伝えるのが手っ取り早い。自分側の「不適切な内容のメッセージをフィルタリング」がオンになっていると、まれに正常なメッセージもブロックされるので、一度オフにして再送してみてください。アプリのバージョンが古いまま放置されている場合も、新仕様の挙動と噛み合わないことがあるので、App Store/Play Storeで最新化を確認しておきます。

【2026年5月続報】コミュニティ機能廃止 → グループチャットもXChatへ統合

2026年5月6日、X は 「コミュニティ」機能を廃止し、グループ用途のチャットを XChat のグループチャットに統合することを発表しました。INTERNET Watchによれば、ユーザーからは「なぜグループの議論機能をチャットに寄せるのか」という困惑の声が広がっていますが、X の方向性としては「メッセージ系の機能は XChat に一本化する」ことが鮮明になりました。

影響は次の3点です。1つ目、これまでコミュニティで運用していたグループの議論はXChatのグループチャット上に移ります。公開リンクで参加できるグループも作れます。2つ目、コミュニティ独自の「モデレーター権限」「公開ルール」といった機能は、XChatのグループチャット側に一部のみ引き継がれます(完全互換ではありません)。3つ目、コミュニティのタイムライン的な公開投稿は、XChat内では同じ形では再現されません。グループでの長文議論や運用ルールが重要なコミュニティは、移行先の設計を慎重に検討する必要があります。

運用していたコミュニティのデータエクスポートやアーカイブをまだ取っていない場合は、X 公式の案内に従って今のうちに保存しておくのが安全です。「コミュニティが消えるならグループDMで運用しよう」と判断する場合は、グループメンバー全員が XChat のセットアップ(4桁パスコード設定)を済ませている必要がある点も忘れずに。

DMからXChatへの道のり

XのDM機能がどのように変わってきたのか、時系列で振り返ります。2026年5月のコミュニティ廃止までを最新版として更新しました。

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「知らない間に変わっていた」のが本当の問題

XChatの機能そのものは、暗号化もファイル送信もスクショ検知も、メッセージアプリとしては順当な進化です。SignalやiMessageがやってきたことを、Xでもようやくできるようになった、と言ってもいい。2026年5月のコミュニティ廃止と統合も、長期的にはメッセージ系の一本化として整合性のある決定でしょう。

問題は、この移行が知らない間に進んでいることです。ある日突然PIN入力を求められ、設定しないとメッセージが届かなくなる。相手がまだ旧DMのままだと、送ったつもりのメッセージが宙に消える。通知バッジがいつの間にか出なくなる。コミュニティで運用していたグループの行き先も、移行の手前で気づかないと取り残される。X公式からの分かりやすいアナウンスもなく、ユーザーは自分で原因を調べないと復旧できない。仕様変更そのものより、変更が周知されない設計のほうが、ユーザー体験としては痛い部分です。

メッセージが届かない・通知が出ない・コミュニティの移行先がわからないと困っている方は、まず自分と相手のXChat設定を一度確認してみてください。経験上、原因の大半は「PIN未設定」か「受信設定が絞られている」かのどちらかで、いずれもこの記事の手順で解消します。

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